温湿度試験
温湿度試験は、電子部品や装置が周囲温度の変化や湿度にどのくらいの耐性があるかを確認する環境試験のひとつです。
温湿度サイクル試験
高温と低温の温度差を繰り返し与えることにより、温度変化および湿度に対する耐性を短時間で評価します。
- 試験規格
- JIS C 60068、MIL-STD-202、MIL-STD-883 等
結露凍結試験
高温さらし時に湿度を制御し、高温・高湿雰囲気の繰り返し環境下で生じる結露の影響を評価します。
- 試験規格
- JPCA-ET09(結露試験)、JIS C 60068、DIN40050
特徴
- さらし時間の調整
- テストエリアが目的の温度に到達してから、さらし時間をカウントさせることができます。またテストエリアが目的の温度に到達し安定すると、さらし時間終了前でも次のサイクルに移行し、さらし時間を短縮させることもできます。
- 通電・測定配線が容易
- 供試品はテストエリア内で固定されており、高温空気と低温空気を交互に送り込んで 温度を切り替えるタイプのため、供試品への通電・測定配線が容易にできます。
- 広範囲な温度試験が可能
- 低温(-75℃)~高温(180度)での広範囲の評価が可能です。
- 急峻な温度変化が可能
- 高温と低温の移行時間は、約4℃/分です。
- 装置容量が大きい
- 1100Lの大容量のため処理量が大きく効率的です。
観察・評価
試験後の観察(クラックの顕微鏡撮影)、強度試験、抵抗測定、鉛フリー評価全般にも対応しています。
設備一覧
ハイパワー恒温(恒湿)器 |
型名 |
製造者 |
主な仕様 |
ARS-1100-J |
エスペック |
テストエリア寸法:1100(W)×1000(D)×1000(H)mm 湿度範囲:10~98%(+10~95℃)
温度変化率:上昇4.7℃/分以上、下降4.1℃/分以下
温度範囲:-75℃~+180℃ |
この他にもOKIエンジニアリングの環境試験の設備にて、さまざまな各種環境試験に対応しています。