信頼性評価試験、環境試験

連続衝撃試験(バンプ試験)

ハイブリッド車等の急速な普及に伴い、自動車に搭載されている車載用電子部品の更なる信頼性が要求されています。OKIエンジニアリングでは、連続衝撃試験(バンプ試験)を車載用部品に限らず、電子部品、精密機器の耐衝撃性を判定する目的として連続的な繰り返しの衝撃、また間隔(作用時間)の長い衝撃負荷が各機器に与える影響を効果的にシミュレートして試験します。この試験は、供試品の機械的弱点、特定の性能の劣化を評価すること、衝撃によって引き起こされた損傷、劣化の蓄積を明らかにすることを目的とします。

連続衝撃試験(バンプ試験)の様子を動画でご覧いただけます(10秒)

対応規格

  • JIS C 60068-2-27 2011 (IEC-60068-2-27 2008)
  • JASO D 014-01;2006箇条5

対象品の重さ・大きさによる試験の可否について、お問い合わせください。

振動試験の種類
振動衝撃試験
輸送・保管中および荷扱い中、または使用中に比較的頻度が少なく、かつ繰返しがない衝撃が与えられた場合の、 部品、機器または他の製品への影響を調べる試験
連続衝撃試験(バンプ試験)
輸送・保管中および荷扱い中、または使用中に繰返しの多い衝撃が与えられた場合の、 部品、機器または、他の製品への影響を調べる試験
振動衝撃試験波形の種類
  • 正弦半波パルス(Half sine):正弦波の半サイクル
  • 台形パルス:立ち上がり時間および下降時間の短い対称台形
  • 三角パルス:立ち上がり時間と下降時間の同じ対称三角形
  • のこぎりパルス:下降時間の短い非対称三角形

振動衝撃試験波形の種類
振動衝撃試験波形の種類

連続衝撃試験(バンプ試験)例

衝撃は製品規格に従って、直交する3軸の各軸の正、負の両方向のそれぞれにパルスのピーク加速度と作用時間、衝撃回数を加えます。 衝撃回数は、下図の衝撃回数から選択可能です。

ピーク加速度と作用時間、衝撃回数

連続衝撃試験 JIS C 60068-2-27
ピーク加速度m/s2 作用時間ms 規定の1方向あたりのバンプ回数 部品の場合の模擬試験内容 機器の場合の模擬試験内容
100 16 1000 壊れやすい製品の道路輸送(不整地を除く) 一般の強度試験および不整地走行でない車両の安定した場所に取り付けるかまたはしっかり留めて輸送する場合
150 6 4000 輸送中に機械的荷重がかかる製品に対する最小の強度試験 動力装置の近くで安置または重車両機器に取り付ける製品
250 6 1000 - 不整地走行用車両に丈夫に取り付けらせている製品または輸送製品。機械的な取扱いを行う機器、たとえばドッククレーン、フォークリフト、トラックなどに取り付ける製品
400 6 1000 可搬形でない機器に使用することを目的とする製品の輸送 配送のような臨時の輸送で、車両(道路または軌道)に固定しないで運搬する製品
400 6 4000 可搬型機器用製品の輸送 軌道、道路または不整地走行用の各種車両に固定しないで繰り返し運搬する可搬型製品
1000 2 4000 電話機、スイッチ盤のランプおよびバネ接点 -
連続衝撃試験 JASO D 014-01
ピーク加速度
m/s2
作用時間
ms
規定の1方向あたりのバンプ回数 試験方向 試験例
30 11 9000 上下 電装部品、点火装置、始動装置、バッテリ、スイッチ電装部品
50 11 1000 上下
設備一覧
振動試験機設備一覧
設備名 型名 製造者 主な仕様 サイト
振動試験機 EM2506 IMV 加振力:40kN(正弦波)
40kN rms(ランダム波)
最大加速度:888m/s2
最大変位:100mmp-p
周波数範囲:5~2200Hz
本庄
振動試験機 EM2201 IMV 加速度:8kN(ランダム波)
周波数範囲:5~3300Hz
西東京
振動試験機 i220/SA1M IMV

加振力:8kN(正弦波)

5.6kN(ランダム波)

最大加速度:1250m/s2

最大変位:51mmp-p

周波数範囲:5~3000Hz

氷川台

この他にもOKIエンジニアリングの環境試験の設備にて、さまざまな各種環境試験に対応しています。

連続衝撃試験(バンプ試験)のお問い合わせ先
WEBからのお問い合わせ:お問い合わせフォームはこちら
電話:03-5920-2366

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