フォギング試験: OKIエンジニアリングでは、 ISO 6452、DIN 75201および各社自動車メーカー規格に対応
高温の車内環境の中では、外気との温度差により、内装材の樹脂や添加物や接着剤から揮発成分が発生し、レンズやフロントガラスに付着し曇りとなり、レンズの透明度に影響を及ぼす恐れがあります。この曇りが、先進運転支援システムに使われる車載カメラセンサーなどに影響しないかを確認するのがフォギング試験です。主に自動車内装材(繊維)、ゴム&ビニル&プラスチック製品を対象とする試験です。
OKIエンジニアリングでは、 ISO 6452、DIN 75201および各社自動車メーカー規格に対応しています。さらに、フォギング試験を実施した際に発生する揮発成分の成分分析や、自動車の内装材から発生する揮発性有機化合物(VOC)分析にも対応しています。
フォギング試験は、「ガラス霞み性試験」、「耐フォギング性試験」、「曇価試験」、「ガラス曇価率試験」とも呼ばれ、規定の大きさの試料をガラス瓶に入れて加熱し、試料からの揮発を促進させます。 温度、時間を指定し、揮発性物質によって曇ったガラスの透過率や反射率を測定します。評価方法は、試験処理前後のガラス板への付着物重量測定、ヘーズ測定、グロス測定などを実施して合否判定します。
ISO 6452、DIN 75201(ドイツ工業規格)および、各社自動車メーカー規格に対応しています。詳細はお問い合わせください。
項目 | 規格名称 | |
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ISO 6452 | DIN 75201 | |
加熱方式 | オイルもしくはエアー | オイル |
試験片 | 直径80±1mm 厚さ10mm |
直径80±1mm 厚さ10mm |
試験温度 | 100℃±0.5℃ | 100℃±0.3℃ |
ガラス板冷却温度 | 21℃±1℃ | 21℃±1℃ |
車載アクセサリー品(シートカバー)のフォギング試験の事例を紹介します。
車載アクセサリー品を試験温度100℃で21時間試験の結果、試験装置上部のガラス板に揮発成分が付着して曇りが発生していることが分かります。
車フォギング試験事例でガラス板に付着した成分(曇りの成分)を、赤外分光分析(以下 FT-IR ※1)で分析した事例を紹介します。
Fourier transform infrared spectrometer の略称
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