化学分析(RoHS・REACH・環境)

有機系アウトガス: 種々の接着剤から発生するガス成分の影響を解析

有機系アウトガス

接着剤のアウトガス分析

種々の接着剤から発生するガス成分の影響を解析

接着剤は、電気電子機器、産業機器、自動車部品など、様々な業種で接着の用途に使用されています。接着剤の多くは有機化合物で構成されており、その硬化時や硬化後には揮発性有機化合物が発生します。揮発性有機化合物は「接点不良」「レンズの曇り」「異臭」などの不具合を起こすことがあり、接着剤の使用には注意が必要です。また接着剤から発生するアウトガスは接着剤成分特有のものも多く、成分の特定にも有効です。

  • 不具合を起こした個所の成分分析(揮発性有機化合物を原因とするか否かの判定)
  • 接着剤(もしくは接着剤が使用された個所)を加熱したときに発生するガスの成分分析を行い、不具合原因となる成分の特定が可能

VOCは電子部品からも発生する可能性があります。従来のICの最高使用温度は150℃と設定されていましたが、パワー系のICでは300℃以上となることが想定されている場合があります。そこで、従来ICに使用していたモールド樹脂を300℃に加熱したときのVOCなどのアウトガスを測定し、ICそのものに与える影響、ICの周囲に与える影響、人体に与える影響を評価しました。
電子部品からも発生するVOC評価結果の詳細をご希望の方は、コンテンツ名をクリックすると入力フォームが開きますので、必要事項をご記入いただくとダウンロードいただけます。

車載部品のVOC(揮発性有機化合物)分析事例

シックハウス症候群問題を発端に、車載部品のVOC発生量を低減していくことが求められています。各自動車メーカーにより、測定対象物質、サンプリング方法、測定条件が異なりますが、ご要望に合わせた測定を行うことが可能です。

有機系アウトガスに関するお問い合わせ先
WEBからのお問い合わせ:お問い合わせフォームはこちら
電話:03-5920-2356

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