スプラッシュウォーター衝撃試験(水はね試験)ISO16750-4、JASO D014-4、LV124対応
スプラッシュウォーター衝撃試験は、国際規格ISO16750-4で定められているアイスウォーター衝撃試験の1つです。
0℃~+4℃の冷水を放水し、雨や雪で濡れた道路走行時の冷たい跳ね水がエンジンルーム近傍の高温部品にかかることを模擬する熱衝撃試験です。
OKIエンジニアリングのスプラッシュウォーター衝撃試験
- 各種自動車向け規格に対応しています。
- 国際規格ISO16750-4
- 日本自動車技術会規則 JASO D014-4
- ドイツ自動車車載電源規格 LV124 K-12
- 各自動車メーカー規格
- 大型供試品(500mmオーバー)にも対応可能です。
- 供試品が多数の場合も同時に実施可能なため、試験日数の短縮が可能です。
スプラッシュウォーター衝撃試験の手順
- 供試品(DUT)を規定の温度Tmaxの恒温器で規定の保持時間加熱する
保持時間:1時間または温度が安定するまで
- 20秒以内にジェットノズルにて3秒間、0~4℃の冷水を放水する
ジェットノズルと供試品表面の距離:325±25[mm]
- 手順1,2を100サイクル繰り返す
上記は一例であり、規格により違いがあります。OKIエンジニアリングでは恒温器と放水設備の移動を手動で対応します。
スプラッシュウォーター衝撃試験の特徴
- 大型供試品に対応
- 供試品へかける放水の幅は、供試品の幅より大きくする必要があります。OKIエンジニアリングでは、ノズルを複数並べて放水幅を広げることが可能です。専用試験機では困難な500mmオーバーの大型供試品にも試験対応可能です。
- 複数供試品の時間差試験に対応
- 供試品を複数台実施する場合、専用試験機では1台目の試験終了後に2台目の試験を開始するため、供試品台数分の試験日数が必要となります。OKIエンジニアリングでは、手動作業により複数台を時間差で並行試験することができ、試験日数の短縮が可能です。
- 多方向からの放水試験に対応
- 規格対応のため、車両内で一方向から水がかかる場合は放水も一方向からとし、多方向から水がかかる場合は放水方向を考慮した試験実施が必要です。専用試験機ではノズル設置位置固定のため多方向からの放水は困難ですが、OKIエンジニアリングではノズル位置を自由に設置できるため、多方向の放水も容易に対応可能です。
- 特殊溶液に対応
- 試験溶液は規格に定められた水・塩水・アリゾナダストを含む泥水の他、お客様ご指定の特殊溶液(NaCl以外の塩化物等)にも対応します。各溶液毎に設備を備えており、異なる試験液で同時に試験対応可能です。
スプラッシュウォーター衝撃試験の機器仕様
専用ジェットノズル
- ジェットノズル
- 開口幅:220[mm]
開口厚:1.2[mm]
水量:3~4L/3s
放水位置:任意調整可能
- 大型恒温器
- 温度範囲:~+200[℃]
- 対応可能サイズ
- W800×D900×H1200[mm]
重量は最大100kg程度まで
スプラッシュウォーター衝撃試験の様子を動画でご覧いただけます(43秒)
スプラッシュウォーター衝撃試験の事例
- スプラッシュウォーター衝撃試験実施例
- ECU、電動制御ACT、ブレーキシステム、トランスミッション、充電ケーブル、バルブ機構、インバーター、DCDCコンバーター、大型モーター、通信モジュール、ディスプレイ、センサー、カメラ等
見積り依頼方法
お見積りのご依頼は、下記の見積り依頼書をダウンロードし、品名情報、試験条件詳細をご記入の上、にお送りください。
- ※Excelは、米国Microsoft Corporationの米国およびその他の国における商標または登録商標です。
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