信頼性評価試験、環境試験

飛石試験(チッピング試験・グラベロ試験)JASO M104、SAE J400、ISO 20567-1 Test Method B対応

飛石試験の様子
飛石試験の様子

飛石試験とは、石や砂利、砂などの飛行物体の衝撃を模擬する試験です。自動車の走行中に跳ねた石やタイヤで巻き上げられた砂による、バンパー、ランプハウジング、バックミラー、塗膜、ブレーキチューブ、車外センサー、カメラレンズ、電気メッキ製品などの耐久性を評価します。飛石試験は、チッピング試験、耐チッピング性試験、グラベロ試験、ストーンチップ試験、ソフトチップ試験、ハードチップ試験などとも呼ばれます。
OKIエンジニアリングでは、JASO M104、SAE J400、ISO 20567-1 Test Method B 等の試験規格に対応しております。さらに、光学顕微鏡や電子顕微鏡等による試験後の観察や、塩水噴霧試験ガス腐食試験と組み合わせることにより、飛石試験で生じた損傷を加速劣化させる試験にも対応が可能です。

飛石試験のイメージ、石種の例、飛石試験機(スガ試験機製 JA400Z)

試験規格

JASO M104(日本自動車技術会規格)、SAE J400(アメリカ自動車技術会規格 )、ISO 20567-1 Test Method B、および各自動車メーカー規格試験に対応しております。詳細はお問い合わせください。

項目 JASO M104 SAE J400 ISO 20567-1
Test Method B
ASTM D3170-3
吹付距離 210mm
350mm
13.75"±0.30in
34.9cm
290±1mm 13.75"±0.30in
349mm
吹付管先端とエアー出口間距離 200mm 8.00"±0.030in
20.3cm
352±2mm 8.00"±0.030in
203mm
エアー出口 7.2mm 0.266"±0.005in
0.68cm
7±0.2mm 0.266"±0.005in
6.8mm
吹付管(内径) 52mm 2.07±0.03in
5.3cm
30±0.2mm 2.07"±0.030
53mm
空気圧力 0.2±0.02MPa
0.4±0.03MPa
483±21kPa
(70±3psi)
400kPa 480±20kPa
(70±3psi)
試験片寸法 ブレーキチューブ直管
φ4.76×300mm
クランク
φ4.76×350mm
10.16×30.48cm
(4×12in)
100×200mm
0.7~1.0mm
102×305mm
(4×12in)
飛石量 850g
(250~300個)
0.473L(1pt) 500+20-0g 473mL(1pt)
(250~300個)
噴射時間 5~10秒 7~10秒 10秒
試験角度 直管 90°
クランク管 20°
90°
45°
54±1° 90°
45°
試験面開口部 143mm 80×80mm 5.63"in
(143mm)
石種 花こう岩(玉砂利)
9~15mm
water-worn road gravel
9.53-15.86mm
chilled-iron grit 4to5mm water-eroded alluvial road gravel
16~9.5mm
石の交換頻度 10回試験毎に全量を新品へ交換 週1回試験の場合は毎月2pt新品交換。試験数少ない場合は半年毎に2pt新品交換 100回使用または試験終了毎に全交換 規定なし
試料温度 常温
-29°
常温
5℃
-29℃

飛石試験事例

車載カメラの飛石試験の事例を紹介します。
砂塵等を模擬した噴出物が珪砂による試験では、カメラレンズ表面に細かい傷が付いた影響により、傷が無いカメラ画像と比較すると、画像の鮮明さが極端に低下しているのが分かります。

飛石試験前後の車載カメラレンズ

車載カメラの実画像 その1

車載カメラの実画像 その2

見積り依頼方法

お見積りのご依頼は、下記の見積り依頼書をダウンロードし、品名情報、試験条件詳細をご記入の上、にお送りください。

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飛石試験のお問い合わせ先
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電話:0495-22-8140

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