環境試験: 試験内容として熱衝撃試験、温度サイクル試験、温湿度サイクル試験、高温・低温保存、蒸気加圧試験、振動・衝撃・落下などの機械的試験が実施可能
環境試験は、信頼性試験の一つであり、電子デバイス・部品の諸環境に対する耐性を確認しておくことが大切です。設計面、製造面での不具合を見いだす手段として、環境試験は有効な手段です。試験内容としては熱衝撃試験、温度サイクル試験、温湿度サイクル試験、高温・低温保存、蒸気加圧試験、振動・衝撃・落下などの機械的試験が実施可能です。
OKIエンジニアリングの環境試験所は、国際的に通用するJAB試験所認定を取得しています。
電子部品やユニットが実装時や使用時に受ける熱的ストレス(温度サイクル・熱衝撃)や機械的ストレス(振動・衝撃)を想定した試験を実施し、それらが動作することを確認する試験です。ご相談により、試験条件のご提案や試験治具の作製も行います。
輸送または使用中に機械的振動や衝撃を受ける自動車・機械部品、電気・電子部品、航空機部品およびそれらを使用した機器等に対して振動・衝撃を加え、信頼性評価を行います。
屋外・海辺など特殊環境下における電子部品やめっき製品等の耐久性を調査するための試験で、ガス腐食試験、塩水噴霧試験、塵埃試験(車載・電子部品から各種ユニットについて、空気中に浮遊する塵埃に対する耐じん性能を評価)などの特殊環境下での試験が実施できます。
熱衝撃試験とは、電子部品や装置が周囲温度の変化にどのくらいの電気的、物理的耐性があるか確認します。高温と低温の温度差を繰り返し与えることにより、温度変化に対する耐性を短時間で評価します。
温度サイクル試験とは、温度の変化又は温度変化の繰り返しが、部品,機器又はその他の製品に与える影響を確認します。
温湿度サイクル試験とは、試験雰囲気の温度および湿度をサイクルで変化させ、製品又は試験片の性能の変化を調査する試験です。
高温・低温保存試験とは、高温環境下、または低温環境下で数時間~数日保存した後に確認を行います。市場・業種・地域(国)によって多様性が求められる個々の環境(高低温度)に対応しています。
槽内の空気置換率を調整することで、試料からのアウトガスが滞留する影響を低減し、熱による劣化を安定して促進する試験です。主にプラスチック・ゴム等の高分子材料が対象となります。JIS規格、ISO規格、UL規格に対応しています。
水蒸気加圧試験にはPCT試験(Pressure Cooker Test, 飽和加圧水蒸気試験)と HAST試験(Highly Accelerated temperature and humidity Stress Test, 不飽和加圧水蒸気試験)があります。
OKIエンジニアリングの環境試験の設備一覧です。さまざまな各種環境試験に対応しています。