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環境経営: 「OKI環境チャレンジ2030/2050」に基づき、カーボンニュートラルに向けて取り組み

環境経営

OKIエンジニアリングは、OKIグループ中長期環境ビジョン「OKI環境チャレンジ2030/2050」に基づき、カーボンニュートラルに向けて取り組んでまいります。

OKIエンジニアリングのカーボンニュートラルに向けた取り組み

(1)全拠点の使用電力を100%再生可能エネルギー化

OKIエンジニアリングは、これまで多くのお客様からCO2排出量の情報開示に関するご要望をいただき、2025年度完了を目標に全拠点で使用する電力を100%再生可能エネルギー化とする計画と、2021年度から受託試験ごとのCO2排出量開示サービスを提供してまいりました。
このたび、当社は、お客様からのCO2排出量の開示要求が当初の想定よりも強まったことを受け、その情報収集の手間を削減するために、計画を前倒して2023年度末に全事業拠点の使用電力を再生可能エネルギー由来の電力に切り替えました。これにより、当社の試験評価サービスにおけるCO2排出量がゼロとなり、お客様の温室効果ガス算定の国際基準「GHGプロトコル」が定めるスコープ3のカテゴリ1「購入した製品・サービス」に関するCO2排出量の削減に貢献します。

(2)お客様のCO2削減に向けた新技術に対応した試験評価サービス開発

当社にご依頼いただく試験サービスのCO2排出量のゼロ化に加え、お客様自身のCO2排出量の削減に貢献するためのサービス提供も多数提供してまいります。

CO2排出量削減に貢献する試験評価サービス一例

CO2削減に貢献するサービス対象お客様製品 提供するサービス
再生可能エネルギー源としての太陽電池 太陽電池の良品構造解析
再生可能エネルギーの需給バランスを調整する二次電池 リチウムイオン二次電池解析
電力変換時の省電力化に貢献するパワーデバイス 次世代パワー半導体の総合評価
小型化、安全性向上に貢献する全固体電池 全固体電池の信頼性評価
製造現場の省電力化に貢献するプレスフィット プレスフィット端子部品の実装基板評価
EVの省電力化に貢献するワイドギャップパワー半導体(SiC,GaN) EV用パワー半導体向け
「劣化・寿命連続モニタリング試験」
EV化のキーとなる大型車載機器(e-Axle)および、
高性能車載機器(LiDAR,ミリ波レーダー)
EV・ADAS・自動運転時代に対応した、
車載電子機器・装置向けの信頼性試験

(3)SDGs達成への貢献

電子部品や電子機器の信頼性評価・解析や材料評価を通して、お客様製品の信頼性向上を支援することで、持続可能な開発目標(SDGs)の達成に貢献してまいります

取り組みの背景

近年、脱炭素に向けたグローバルな動きの中で、企業にはバリューチェーン全体における温室効果ガス排出量の削減が求められています。企業がカーボンニュートラルを実現するためには、自社拠点のみならず、サプライヤーや製品使用時などを含むバリューチェーン全体で排出量を算定することが、企業活動全体の管理に繋がります。
2015年にパリ協定で誕生したSBT※1がデファクトスタンダード化し、バリューチェーン全体のGHG削減が一般化しています。また、国際サステナビリティ基準審議会(ISSB)は、 2023年6月にサステナビリティ開示基準でスコープ3の開示義務化を決定しました。世界各国では、ISSB基準の導入検討が進んでおり、企業は対応するために、自社のCO2削減の取り組みがより広く知られております。OKIエンジニアリングは、これらの取り組みに対して、技術・サービスで貢献することを目指してまいります。

  • ※1 SBT (Science Based Targets) :パリ協定が求める⽔準と整合した、企業が設定する国際的な温室効果ガス削減目標

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