SiCパワー半導体のAC-BTI試験: 自社デバイスの信頼性確保や、部品選定および製品設計に必要な情報の取得をサポート
Siよりも優れた性質(高耐圧、低損失)を持つSiCを用いたパワー半導体が注目されています。一方で、SiCパワー半導体の一つであるSiC MOSFETにはSi MOSFETでは見られない固有の劣化モード(AC-BTI)があり、スイッチング動作によるACストレスによりしきい値電圧がシフトする場合があることが確認されています。
AC-BTI※試験は、SiC MOSFETのゲートにACストレスを印加し、しきい値電圧のシフト量を評価する試験です。OKIエンジニアリングは本サービスにより、自社デバイスの信頼性確保や、部品選定および製品設計に必要な情報の取得をサポートいたします。
AC-BTI試験事例を紹介します。製造メーカーが異なるSiCパワー半導体を用いて、しきい値電圧の変動量比較を行いました。製造メーカー・製品により、しきい値電圧のシフト量に差異があることを確認しました。
AC-BTI試験装置