ラッチアップ試験: 自動車向け電子部品評議会の各種信頼性試験「AEC-Q100」に対応
AEC-Q100は、オートモーティブ集積回路(IC)のための各種信頼性試験の規格です。OKIエンジニアリングでは、車載用半導体向け規格AEC-Qの各種信頼性試験を行っています。
AEC-Q100のラッチアップ試験は、最大動作保証温度のみの試験要求(室温試験の要求無し)であるため、試験がワーストにならない場合があります。OKIエンジニアリングではワーストケースで確認し認証を確実に実施いたします。
国内外のラッチアップ試験規格
AEC-Q100 Rev.c | JEDEC JESD78B | JEITA ED-4701 | ||
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試験実施温度 | 室温 | - [注1] | ○ | ○ |
最大動作保障温度 | ||||
○ | ○ | ○(個別)[注2] | ||
端子固定条件 | All Logic-High/Low | All Logic-High/Low |
Inom min 1条件 |
I/O回路に近接する内部回路がラッチアップを起こす(Q1のベース長が大きい)場合、高温時は室温に比べて、Q1のコレクタ電流(Psub内を拡散する小数キャリア電流)が流れ難くなり、ラッチアップを起こし難くなります。
高温下で少数キャリアの拡散による移動が阻害される
室温では、クランプ電圧に到達する前にラッチアップトリガ電流が流れ、ラッチアップを起こしているレイアウトの時、高温下で配線抵抗が高くなると、トリガ電流に達する前にクランプ電圧に到達し、(見かけ上)ラッチアップを起こさなくなり、ラッチアップ耐性が良く見えてしまいます。
ラッチアップ発生前にクランプ電圧に到達する
ラッチアップ試験トータル支援サービス