光学特性測定データを取得することで、品質管理、製品検査が可能です。消費電力が同じ器具でも、配光(光の広がり方)によって実際に得られる光の明るさは異なります。測定事例として、配光測定システムにより配光曲線を取得、全般配光型のLED電球と一般LED電球の光の広がり方を比較測定をいたしました。
電気光源(白熱電球、蛍光ランプ、その他の放電ランプ、LED などの電子発光体)用の一般用照明器具の配光特性および光束の測定方法について規定する、JIS C 8105-5に準じて測定します。
それぞれの電球を点灯させ、右下に人形を配置し、目視にて光の広がり方を確認しました。同じLED型電球ランプでも、配光(光の広がり方)によって得られる光の明るさは異なることが分かります。
各図の配光曲線は、電球の中心から各方向(上下左右)への光の強さ(光度)を示しています。全般配光形LED電球と電球形蛍光灯は光がほぼ均等に、一般LED型電球は上方向に集中していることがわかります。
それぞれの分光放射束(波長毎の放射エネルギー)を測定しました。 全般配光型LED電球と一般LED型電球は600nmあたりで波長が似ていますが、電球形蛍光灯は波長が分散していることがわかります。
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