伝導エミッション(電流プローブ法)
CISPR25規格に準拠したエミッション試験システムです。車載用電子機器のハーネスに重畳する伝導ノイズが、規格限度値を超えていないか評価する試験です。試験は、電流プローブでハーネスに重畳する妨害波をスペクトラムアナライザ、または、EMIレシーバで測定します。
対応規格
- CISPR25:2002(Class 1~5対応)
- CISPR25:2008(Class 1~5対応)
- CISPR25:2016(Class 1~5対応)
- JASO D008(Class 1~5対応)
- 自動車メーカー規格
測定可能周波数範囲
伝導エミッション 電流プローブ法 |
20Hz~3.1GHz |
車載EMC伝導エミッション電流プローブ法使用設備

車載EMC伝導エミッション電流プローブ法試験構成例

車載EMC伝導エミッション電流プローブ法試験構成例
車載EMC伝導エミッション電流プローブ法測定データ例

伝導エミッション電流プローブ法測定データ
規格限度値例(部品・モジュール)
使用するレベルクラス(周波数帯の指標として)は、車両製造業者と部品供給業者間で合意された性能水準となります。
伝導エミッション(電流プローブ法)の準ピーク値またはピーク値の限度値の例(CISPR25:2016)

伝導エミッション(電流プローブ法)の準ピーク値またはピーク値の限度値の例(CISPR25:2016)
伝導エミッション(電流プローブ法)の平均値の限度値の例(CISPR25:2016)

伝導エミッション(電流プローブ法)の平均値の限度値の例(CISPR25:2016)
- CISPR25:「国際無線障害特別委員会(CISPR)の諸規格」のうち「車載受信機保護のための妨害波の推奨限度値および測定法」の規格です。自動車および大型装置の中で使用を意図している電子/電気コンポーネントによって生じる伝導性および放射性の妨害波から車内に設置された受信機を保護する事を意図しています。