静電気: ISO 10605規格に準拠
ISO 10605規格に準拠した試験システムです。人体などに帯電したエネルギーによって発生する静電気放電(ESD:Electro Static Discharge)を再現し、車載用電気電子機器の誤動作や耐性を評価する試験です。また、電源を入れた状態での静電気試験おける追加的アプローチ方法(ISO 10605:2008:AnnexF)も対応可能です。
静電気試験レベル | ±0.2~30.0kV(0.2kV~10kVは0.05kVステップ,10kV~30kVは0.1kVステップ) |
---|---|
CR定数表 | 150pF-330Ω/330pF-330Ω/150pF-2kΩ/330pF-2kΩ |
静電容量&放電抵抗の組み合わせ電流波形4パターン(2kV相当)
150pF:車外を想定
330pF:車内を想定
330Ω:人が金属を持って接触
2000Ω:人が直接接触
電源を入れた状態での静電気試験における追加的アプローチ方法、この追加的アプローチは、特に水平結合板試験と比較してより繰返し可能な試験結果が得られ、車両レベル静電気試験および実環境とよりよく相関させることを意図した試験方法です。
静電気印加中においてEUT側に帯電している静電気の電位を数値化でき、帯電する可能性のある筐体かどうかの調査が可能となります。