EV・PHV車両におけるEMC試験要求

EV・PHV車両等の普及により、電気自動車は公共電源網を介して家庭用電源や街中の共用EVステーションから内蔵バッテリーに充電されます。そのため、車と家庭環境が一体化され、従来は自動車のみでEMC試験は完結していましたが、 公共電気網に関連した民生機器のEMC試験との両環境での信頼性・品質維持が要求されるようになりました。OKIエンジニアリングでは、車載機器に対するEMC試験サービスとして、自動車EMC＋一般EMC＋製品安全試験の総合試験、自動車メーカー規格での試験対応および環境試験をご提供いたします。

車と家庭環境の共存におけるEMC試験要求

ECE（※1） R10（※2）-04（自動車のEMC規格）

車と家庭環境の共存におけるEMC試験要求

概要

自動車EMC基準に一般EMC基準が追加され、充電モードでの試験の条件追加と充電回路に対する試験項目が追加されました。

ECE規則

自動車の構造および装置の安全に関する統一基準の制定と相互認証を図ります。

国内での採択状況、道路運送車両の保安基準

• 2011年10月28日公布、即日施行
• 2016年8月1日以降に生産される新型車に適用
• 2016年10月28日以降に生産される継続生産車に適用

EV・PHV車でのEMC試験要求内容（ECE-R10-04）

自動車EMC基準（※3）

一般EMC基準（追加項目）