化学分析(RoHS・REACH・環境)

有機すず分析

有機すず化合物とは、炭化水素などの有機置換基を持つすず化合物で、プラスチック製品の安定剤、防腐剤、木材、石材、織物保護用の防腐剤あるいは防汚塗料として使用されてきました。特に、トリブチルすず誘導体はフジツボなどの付着生物を船体から除去する防汚効果の高い薬剤として船体塗料(喫水線下の赤い部分)の添加剤に使われましたが、強い毒性(1Lあたり1ngの濃度でも海洋生物の体内に蓄積され、環境ホルモンとして人体に悪影響を及ぼす)が指摘され、国際海事機関(IMO)において2003年1月以降の新たな有機すず系船底塗料の使用禁止、2008年1月以降は有機すず系船底塗料の完全除去、または船体に塗布されている有機すず系船底塗料の溶出防止処置の条約が採択されました。日本国内の規制としては、トリブチルすずが化学物質審査規制法の第一種特定化学物質または第二種特定化学物質環境に指定され規制が行われています。また、材木の防腐剤として広く用いられている酸化トリブチルすず(TBTO)はREACH規則の高懸念物質38物質のうちのひとつであり、グリーン調達調査共通化協議会(JGPSSI)のジョイントインダストリーガイドライン(JIG)で、一部のトリブチルすず化合物およびトリフェニルすず化合物の閾値レベルは意図的含有の無いことと規定されています。

  • 電子部品中の有機すず化合物分析
  • 塗料中の有機すず化合物分析
  • 材料中の有機すず分析

この他、有機すず化合物(トリブチルすず化合物、酸化トリブチルすず化合物、トリフェニルすず化合物を含む三置換有機すず化合物や、ジブチルすず化合物、ジオクチルすず化合物を含む二置換有機すず化合物など)に関する様々な試験を承っています。分析方法は、誘導体化ガスクロマトグラフ質量分析法です。

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