化学分析(RoHS・REACH・環境)

赤りん系不具合解析(難燃剤判定)

電子部品などに使用する樹脂材料の多くは、難燃性を持たせるために難燃剤を含有させています。昨今、RoHS指令やREACH規則において、PBB/PBDEなどの臭素系物質が使用制限や使用報告が求められるようになり、それに代わる難燃剤として赤りんを使用することが多くなってきました。赤りんは空気中の水分で容易に酸化し、りん酸を生成します。生成されたりん酸により内部の回路がマイグレーションを起こしショート・焼損の不具合が発生する事例が多発しています。通常、そのような不具合が起きないように、赤りん粉体の表面にコーティングを施し、樹脂に含有させますが、中にはコーティングが無い赤りん系難燃剤が見受けられます。コーティングが無い場合、空気中の水分と接触するとりん酸を生成し不具合を発生させてしまいます。OKIエンジニアリングでは、電気製品・電子部品の赤りん系不具合解析(難燃剤判定)が可能です。また、断面研磨観察での詳細解析も可能です。

  • 電子部品材料に使用される樹脂中の赤りん系難燃剤による不具合発生の可能性を種々の方法で判定します
  • 赤リン難燃剤によるトラブルは、独立行政法人 製品評価技術基盤機構様の平成26年度製品安全業務報告会においても、「(3)プラスチックの難燃化手法と難燃剤によるトラブル事例について」により紹介されています

赤りん系不具合解析(難燃剤判定)

コネクタ(樹脂中)の赤りん光学顕微鏡像
コネクタ(樹脂中)の赤りん光学顕微鏡像

  1. 赤りんの含有分析(難燃剤判定)

    試料を蛍光X線分析でりん[P]の検出後、無機りんか有機りんの判定をします。超音波抽出法で、吸収液中(水またはアルカリ吸収液を入れたフラスコ内)をのイオンクロマトなどでりん酸[PO4]を測定し、詳細観察等が実施可能です。

  2. トラブル原因解析

    不具合箇所を特定し、赤りんが原因であるか解析を実施します。

  3. 信頼性評価試験

    高温高湿環境下での試験など、赤りん含有の影響評価を実施します。

赤りん系不具合解析(難燃剤判定)に関するお問い合わせ先
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