LED蛍光体元素分析: LED等に使用される蛍光体の組成元素の定量分析により色度、色調の比較や社内製品比較を高精度に評価するための化学分析を実施
カールフィッシャー水分計
プラスチック成形材料は、水分量が製品や材質に大きく影響をおよぼすことがあります。
たとえば、大気中の水分を吸水することが原因で、射出成形時に、成形品表面に樹脂の流動方向に銀白色のキラキラした筋状の跡が残ったり、樹脂成形機内部で加水分解され樹脂成分が変質することがあります。また、アルミニウム電解コンデンサ中の水分量は、性能劣化を示すファクターとなります。
材料中の水分測定方法として、カールフィッシャー法が信頼度が高いと言われており、水分の検出感度が非常に高く微量水分の測定に適しています。
OKIエンジニアリングでは、様々な試料の水分測定にカールフィッシャー法の滴定方法で対応いたします。
カールフィッシャー法は、以下の化学反応を用いた測定方法です。水は塩基とアルコールの存在下でヨウ素、二酸化硫黄と反応します。
H2O + I2 + SO2 + CH3OH + 3RN → 2RN・HI・RN・HSO4H3
当社では、以下3つの滴定(※1)方法に対応しております。
サンプルに加えた分析物と試薬(滴定液)との間の既知濃度における完全な化学反応に基づき、サンプル内に溶解している特定の物質(分析物)の定量を決定する分析のこと。
分析物 + 試薬(滴定薬) = 反応生成物
アルミニウム電解コンデンサは、陽極用高純度アルミニウム箔表面に形成された酸化皮膜を誘電体として、陰極用アルミニウム箔、電解液、コンデンサ紙(電解紙)から構成されます。アルミニウム電解コンデンサ中の水分量は性能劣化を示す重要なファクターです。当社では、アルミニウム電解コンデンサ電解液中水分測定を実施いたします。