「人とくるまのテクノロジー展2025 YOKOHAMA」
出展レポート

展示会準備開始

2025年2月中旬頃、当社社員の熱い想いをブース施工会社に託し、「人とくるまのテクノロジー展2025 YOKOHAMA」の準備がいよいよ始まりました。3月中旬には、ブース施工会社から数々の斬新なデザイン案が提案され、各部門から集まった担当者からの意見を集約しながら社内投票を実施。社員一人ひとりの思いが詰まったブースが誕生しました。

社内準備が始動—「人とくるまのテクノロジー展2025 YOKOHAMA」への挑戦

日々進化を遂げる自動車・車載分野の試験・評価・解析サービスへのニーズに応えるため、各部門が総力を挙げて準備を進めました。ターゲット層に届けたい技術やサービスを軸にした出展品の選定や、来場者に興味を持っていただけるブース内セミナープログラムの企画・打ち合わせを繰り返し、約2ヶ月間の準備期間の末に完了。そして、展示会の場で私たちの成果をお披露目することができました。

人とくるまのテクノロジー展2025 YOKOHAMA― 本番当日

当社は今年を含め4年連続で「人とくるまのテクノロジー展 YOKOHAMA」に出展しています。今回の展示ブースでは、私たちOKIエンジニアリングが自信を持って提供する多彩な自動車関連技術・サービスを幅広くご紹介しました。
会場では「信頼性試験」、「環境試験」、「EMC試験」、「化学分析」という4つのカテゴリごとに、最新技術の展示やブース内セミナーを交えながら来場者の皆様に体感いただきました。
ここからは各展示品について、当社の技術やサービスが、実際のものづくりや社会課題解決にどうつながっているのかについて、今回多数来場いただけた学生さんの視点も交えてご説明します。

＃信頼性試験

車載SiCパワー半導体のAC-BTI試験や、車載用コネクター評価試験、モジュール・基板・電子デバイスの故障解析、自動車用集積回路・電子部品の信頼性試験、ESD／ラッチアップ試験などを展示しました。たとえば、物理や電気回路の知識は、半導体や電子部品の信頼性評価に直結します。「オームの法則」や「電圧・電流・抵抗」の理解が、安全な製品開発と品質保証の基礎として大いに活躍しています。

＃環境試験

車載カメラ・センサーの環境試験評価や、加温耐水自動サイクル試験、車載向けオゾン試験、各種環境試験、特殊環境試験などのデモを行いました。化学の授業で習った「温度変化」「湿度」「材料の状態変化」などの知識が、製品の耐久性評価サービスを支えています。たとえば自動車部品が過酷な環境下でも問題なく機能するために、教科書の知識が確実に現場で「ものづくりをサポートする力」として生かされています。

＃EMC（電磁両立性）試験

車載EMC試験では、電磁波が自動車の中でどのように影響し合うかを評価する様子ついて展示しました。高校物理で学ぶ「電磁波」や「電磁誘導」などの基礎が、車載機器の誤作動防止や安全性を守る現場で役立っています。測定や評価技術も、学生時代の知識が土台となり、日々応用されています。

＃化学分析サービス

アウトガス分析・暴露試験、chemSHERPAの代行調査・化学分析サービスも紹介しました。化学の知識が物質分析や材料評価に活用されるだけでなく、環境負荷や法規制対応という社会的意義の高い事業に直結しています。

私たちの規格に基づいた業務「“試験”・“評価”・“解析”」により、“世の中へのGO”を出す存在であることを実感いただけたのではないでしょうか。

2025年6月掲載

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