化学分析(RoHS・REACH・環境)

バイオディーゼル燃料中の硫黄分分析 :ごく少量のサンプル量で測定が可能

バイオディーゼル燃料中の硫黄分分析

概要
バイオディーゼル燃料は、菜種湯、ひまわり油や廃食用油などを原材料としたバイオ燃料です。化石燃料の代替燃料として普及が期待されており、軽油と比較して硫黄酸化物(SOx)の排出量が少ないなどの特徴があります。

特長

  • 石英管燃焼-イオンクロマトグラフ法(C-IC法)で、バイオディーゼル燃料中の硫黄分(S)を精度よく定量できます。
  • ごく少量(1mL以下)のサンプル量で測定が可能です。

測定例

試料を加熱部(石英管内)で完全燃焼させ、発生した硫黄(S)を硫酸イオン(SO42-)として吸収液に捕集します。吸収液中の硫酸イオンをイオンクロマトグラフで測定し、バイオディーゼル燃料中の硫黄分を求めます。

市販のバイオディーゼル燃料は、軽油との混合比率によって、B5、B20、B100などと表記されます。B5の場合、軽油に5%バイオディーゼルを混合した物を示し、バイオディーゼル100%のものはB100と表記されます。


燃焼イオンクロマトグラフ

下記は市販のバイオディーゼル燃料、B20とB100(2種類)の測定結果です。

バイオディーゼル燃料測定結果

バイオディーゼル燃料

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