温度上昇試験: 接触可能部分と内部部品の温度を測定し限度値を超えないか、火災・火傷の危険がないか確認する試験です。
接触可能部分と内部部品の温度を測定し限度値を超えないか、火災・火傷の危険がないか確認する試験です。
対象機器を通常動作状態にし、外装、ハンドルなど人が触れる部分、および一般的に発熱が大きいトランス、モーターなどの内部部品の温度を測定します。
温度上昇試験の例
データロガーによる温度測定を実施
ME機器およびその部分 | 最高温度(℃) | |||
---|---|---|---|---|
金属および液体 | ガラス、磁器、ガラス状材料 | 成形材料、ゴム、木、プラスチック | ||
ME機器の外部表面に接触する可能性のある時間”t” | t<1s | 74 | 80 | 86 |
1s≦t<10s | 56 | 66 | 71 | |
10s≦t<1min | 51 | 56 | 60 | |
1min≦t | 48 | 48 | 48 |
部分 | 最高温度(℃) | ||||
---|---|---|---|---|---|
金属表面 | プラスチック製 | ガラスおよびセラミック製 | 正常な使用中に短時間(1~4秒)だけつかむ非金属製部分 | ||
コート有 | コート無 | ||||
外装の外部表面 (意図しない接触) |
65 | 80 | 85 | 80 | 100 |
つまみおよび取っ手 (正常な使用中での接触) |
55 | 70 | 65 | 70 |
熱エネルギー源のレベル※ | アクセス可能部分 | 最高温度(℃) | ||||
---|---|---|---|---|---|---|
金属および液体 | ガラス、磁器、ガラス状材料 | ゴム、プラスチック | 木 | |||
クラス1の熱エネルギー源(TS1) | 通常使用時に人体に着用するデバイス | 8h≦t | 43~48 | 43~48 | 43~48 | 43~48 |
機器の外部表面に接触する可能性のある時間”t” | 1min≦t<8h | 48 | 48 | 48 | 48 | |
10s≦t<1min | 51 | 56 | 60 | 60 | ||
1s≦t<10s | 60 | 71 | 77 | 107 | ||
t<1s | 70 | 85 | 94 | 140 | ||
クラス2の熱エネルギー源(TS2) | 機器の外部表面に接触する可能性のある時間”t” | 1min≦t | 58 | 58 | 58 | 58 |
10s≦t<1min | 61 | 66 | 70 | 70 | ||
1s≦t<10s | 70 | 81 | 87 | 117 | ||
t<1s | 80 | 90 | 104 | 150 | ||
クラス3の熱エネルギー源(TS3) | 全てのアクセス可能部分 | TS2限度値を超える値 |
レベル | 人体への影響 |
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TS1 | 痛みはないが感じるかもしれない |
TS2 | 痛みはあるが、傷害はない |
TS3 | 傷害になる |