マルチメディア機器のEMC試験: PC、ネットワーク機器、プリンタ、音響・映像機器のEMC試験
OKIエンジニアリングでは、パソコン、プリンタ、スキャナ、ルーター、ディスプレイ、音響・映像機器などのマルチメディア機器を対象にEMC試験を実施しています。機器から発生する妨害波を測定するエミッション試験と、静電気放電や電磁界など外部からの妨害に対する耐性を評価するイミュニティ試験に対応しています。CISPR 32/35、EN 55032/55035、VCCIなど、仕向け先や製品仕様、適用規格に応じて試験条件をご案内します。
| サービス概要 | 内容 |
|---|---|
| エミッション試験 | CISPR 32,EN 55032,VCCI自主規制,電気用品安全法に関する試験(J55032) |
| イミュニティ試験 | CISPR 35, EN 55035など |
| 提供内容 | 規格に基づく試験、開発段階の評価、試験報告書の発行など |
エミッション試験では、機器から空間へ放射される妨害波や、電源線・接続ケーブルなどを通じて伝わる妨害波を測定します。
以下に、CISPR 32, EN 55032, VCCI自主規制、電気用品安全法に関係するJ55032に基づく、主な試験項目と対応条件を示します。
| 測定項目 | 評価する内容 | 対応条件 |
|---|---|---|
| 放射妨害波 | 機器や接続ケーブルなどから空間へ 放射される妨害 |
30MHz~1GHz、10m法 |
| 1GHz~6GHz、3m法 | ||
| 電源ポートの伝導妨害波 | 電源線を通じて伝わる妨害波 | 150kHz~30MHz、 AMN法(擬似電源回路網) |
| 有線ネットワークポートなどの 伝導妨害波 |
対象ポートに接続したケーブルを 通じて伝わる妨害波 |
150kHz~30MHz、 AAN法(非対称擬似回路網)、 CP法(電流プローブ)、 CVP法(容量性電圧プローブ) |
試験前に確認する主な条件
イミュニティ試験では、静電気や電磁界、電源・信号線に加わる妨害などに関して、機器が所定の動作・性能を維持できるかを評価します。
試験前に、製品の主機能、動作モード、性能判定基準、動作の監視方法などを確認します。
以下に、CISPR 35/EN 55035に基づく主な試験項目と対応条件を示します。
| 試験項目 | 評価する内容 | 対応条件 |
|---|---|---|
| 静電気放電 | 静電気放電に対する耐性 | 接触放電±4kV、 気中放電±8kV |
| 放射RF電磁界 | 空間から加わる高周波電磁界に対する耐性 | 80MHz~1GHz:3V/m 1.8GHz:3V/m 2.6GHz:3V/m 3.5GHz:3V/m 5.0GHz:3V/m |
| 電気的ファストトランジェント/バースト | 電源線・信号線などに加わる高速の過渡的な妨害に対する耐性 | AC電源ポート:1kV DC回路網電源ポート:0.5kV アナログ/デジタルポート:0.5 kV |
| サージ | 対象ポートに加わるサージに対する耐性 | AC電源ポート:線間1kV、線地間2kV、DC回路網電源ポート:0.5kV、アナログ/デジタルポート:対象線の仕様により相談 |
| 伝導RF | 対象ケーブルを介して加わる高周波妨害に対する耐性 | 150kHz~10MHz:3V 10MHz~30MHz:3~1V(対数線形で減少) 30MHz~80MHz:1V |
| 電源周波数磁界 | 電源周波数 (50Hz/60Hz) の磁界に対する耐性 | 1A/m |
| 電圧ディップ | 電源電圧の低下や短時間の停電に対する耐性 | 残留電圧5%未満で0.5サイクル 残留電圧70%で25サイクル(50 Hz時)、 30サイクル(60 Hz時) |
| 短時間停電 | 電源電圧の低下や短時間の停電に対する耐性 | 残留電圧5 %未満で250サイクル(50 Hz時)、 300サイクル(60 Hz時) |