ホールICの特性評価サービス
ホールIC(近接磁気センサー)はノイズが少なく高速で、過酷な使用要件での使用に適しており、またローコストで効率の良いデバイスです。従って自動車市場などで重要な役割を果たしていくことが期待されていますが、この小さなホールIC一つの故障・誤動作により、重大なトラブルを引き起こす可能性があります。
OKIエンジニアリングでは、このようなトラブルを防ぎ、製品の品質・信頼性向上のご要求にお応えするため、ガウスメータを併用することで磁束密度を把握した形での定量的なホールICの評価を実施いたします。
ホールICの測定事例(試料および治具、使用装置類)
- 試料
- 国内製ホールIC(Vcc=3.6V~16V)
- 測定項目
- 動作磁束密度(一般的なDC測定も実施可能)
- 評価治具
- 当社独自のホールIC専用治具
- 使用装置類
- ガウスメーター、試験用磁石、オシロスコープ、マルチメーター
電気的特性抜粋 Ta=25℃
項目 |
記号 |
最小 |
標準 |
最大 |
動作磁束密度 |
B-LH |
10mT |
- |
- |
B-HL |
- |
- |
60mT |
ホールICの動作磁束密度測定事例(測定結果)
ホールICの動作磁束密度測定結果一覧 Ta25℃

ホールICのヒステリシス測定例

- ※ホールICへの電源:12V
- ※ホールIC出力電圧:マルチメーターでの測定
- ※ホールICが磁力反応し動作すると、出力電圧が“L”となりLEDが点灯する仕様で評価回路を構成
ホールICのオシロスコープ観測波形測定例
