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塩水噴霧試験・塩水複合サイクル試験・キャス試験

塩水噴霧試験・塩水複合サイクル試験・キャス試験

移動端末や車載部品のように塩分を含んだ大気に耐えるように設計された製品の劣化評価を実動作に近い状態(冷却ケーブル使用等)で、塩水噴霧試験、キャス試験、および塩分を含んだ環境雰囲気と乾燥、湿潤した環境雰囲気が繰り返されるような塩水複合サイクル試験にそれぞれ対応しています。

試験規格対応:JIS C 60068-2-11,ISO 9227,JIS Z 2371,JIS H 8502,JIS K 5621,DIN 50018

塩水噴霧試験

塩水噴霧試験機に塩化ナトリウム(NaCl)溶液で噴霧した雰囲気に試料を入れ、金属材料、めっき被膜等を施した金属材料の耐食性を調べます。

試験溶液
NaCl:塩化ナトリウム、CaCl2 :塩化カルシウム、MgCl2:塩化マグネシウムなどの単溶液、また混合液も可能
試験温度・塩分濃度
試験規格の他、メーカー規格などお客様の要求に対応可能
塩水噴霧試験実施例
コンクリート、材料評価(赤外線塗料、電着塗装等)、船上灯(灯光ランプ、サーチライト、信号灯)、トンネル照明、自動車(モーター、エンジン部品)、装置、機器類(ICカード用モジュール)

塩水複合サイクル試験

塩水複合サイクル試験機に塩化ナトリウム(NaCl)溶液で噴霧した雰囲気に試料を入れ、塩水噴霧、熱風乾燥、湿潤、外気導入などの条件を任意の順序のサイクルを組み合わせ試験します。大型塩水複合サイクル試験では、ユニットごとまとめた試料や多数の試料を一度に試験できます。JISに規定する「中性塩水噴霧サイクル試験」やJIS H 8502 に規定する「人工酸性雨サイクル試験」も対応します。

試験条件
実環境に近い状態で塩水複合サイクル試験塩水噴霧・乾燥・湿潤・外気導入が可能
冷却ケーブルを回しながら試験実施可能
試験溶液
NaCl:塩化ナトリウム、CaCl2 :塩化カルシウム、MgCl2:塩化マグネシウムなどの単溶液、また混合液も可能
試験温度・塩分濃度
試験規格の他、メーカー規格などお客様の要求に対応可能
塩水サイクル試験実施例
自動二輪車部品(ヘッドライト、方向指示器)
自動車(PCU:パワーコントロールユニット、ECU:エンジンコントロールユニット、インバーター、モーター、電動ポンプ、ラジエータ、グリル、オイル配管、アンテナ、LEDモジュール)
装置、機器類(振動モータ、ブロワモータ、小型コンピュータ、コンプレッサー)、街路灯、防犯灯、監視カメラ

キャス試験

キャス試験機に酢酸酸性の塩化ナトリウム(NaCl)溶液に塩化銅(CuCl2)を添加した溶液で噴霧した雰囲気に試料を入れ、試験し、金属材料、めっき被膜等を施した金属材料の耐食性を評価します。

試験溶液
[ JIS H 8502に準拠 ] 塩化ナトリウム40g/L 塩化第二銅0.205g/L pH3.0(酢酸で調整)
噴霧量
1~2ML/80cm2/h
試験温度
+50℃一定
その他
試験規格の他、メーカー規格などお客様の要求に対応可能
キャス試験実施例
材料評価(メッキ品、塗料、SUS材料)
部品(リチウムイオン部品)

  • 塩水噴霧試験・キャス試験機

  • 塩水複合サイクル試験機

  • 大型塩水複合サイクル試験機

耐食性評価

金属材料が塩分によって腐食するメカニズムは電気化学的ですが、非金属材料で生じる劣化は、その材料と塩分の複雑な化学的反応が原因である事がわかっています。反応が進む速度は、供試品の表面への酸化塩溶液の付着量、供試品の温度、周囲温度および周囲湿度で決まります。OKIエンジニアリングでは、金属材料またはめっき皮膜・塗装皮膜を施した部品・製品の耐食性評価も行っております。

アルミ(Al)腐食成長過程模式図

アルミは、鉄に比べて軽いほか、対腐食性に優れる素材で、大気中のガスなどに対して高い耐腐食性があります。これは、アルミは酸素と非常に結び付きやすい性質で、表面に非常に緻密な構造をした保護力の強い酸化皮膜(Al2O3)を形成するためです。酸化皮膜(Al2O3)は、酸素が存在する場所であれば、キズが付くなどしても再生しますが、機械的に損傷を受けたり、化学的溶解など、その回復機能が妨げられた場合、腐食が進行してしまいます。その中でも、特に塩分には弱く、塩分が付着すると図1のように酸化皮膜が破壊されて、アルミ腐食が進みます。この腐食によって発生する孔食は目視での確認は難しいですが、時間経過に伴って、アルミに穴が開くほど進行していきます。

アルミ(Al)腐食成長過程模式図
図1.アルミ(Al)腐食成長過程模式図

アルミの耐腐食性を確かめるこれまでの手法としては、実体顕微鏡等による外観観察、JIS規格等で規定されている腐食試験の評価方法「レイティングナンバー法※1」および「腐食減量法※2」等がありますが、これらの手法では腐食の定量化が難しいとされてきました。当社は正確な3次元測定が可能なレーザー顕微鏡によりアルミ腐食による孔食の深さを評価することで、腐食の定量化が可能です。

  • レーザー顕微鏡による
アルミ腐食片の測定
    レーザー顕微鏡によるアルミ腐食片の測定
  • 3Dによる孔食分布表示
    3Dによる孔食分布表示
  • 孔食計測結果
    孔食計測結果
  • ※1 レイティングナンバー法JIS Z 2371。腐食面積と有効面積との割合、および標準図との対比によって腐食の程度を示す。
  • ※2 腐食減量法JIS Z 2290。試験前後の重量を比較することで評価する。

設備一覧

塩水噴霧試験、塩水サイクル試験、キャス試験
設備名 型名 製造者 主な仕様
塩水噴霧試験機 SQ-800-ST 板橋理化工業 ISO、JIS、MIL等で規格されている金属材料、めっき被膜等を施した金属材料の耐食性を評価します。
試験槽内寸法:幅800×奥行600×高さ500
試験液:中性5%塩水
噴霧量:1~2ML/80cm2/h
試験温度:+35℃、+50℃一定
キャス試験機 SQ-800-ST 板橋理科工業 ISO、JIS、MIL等で規格されている金属材料、めっき被膜等を施した金属材料の耐食性を評価します。
試験槽内寸法:幅800×奥行600×高さ500
試験液:塩化ナトリウム-塩化銅水溶液
噴霧量:1~2ML/80cm2/h
試験温度:+50℃一定
塩水サイクル試験機 CY-90 スガ試験機 塩水噴霧、熱風乾燥、湿潤などの条件を任意の順序のサイクルを組み合わせ試験します。

試験槽内寸法:幅900× 奥行600 × 高さ500

  1. 塩水噴霧試験
    試験液:中性5%塩水
    噴霧量:1~2ML/80cm2/h
    試験温度:5~50℃
  2. 乾燥試験
    温度:(RT+10℃)~70℃
  3. 湿潤試験
    温度:(RT+10℃)~70℃ 湿度:60~95%RH
  4. 外気導入試験
    約外気温度

上記4つのサイクル試験が任意の順序で可能

大型塩水サイクル試験機 CYP-200 スガ試験機 塩水噴霧、熱風乾燥、湿潤などの条件を任意の順序のサイクルを組み合わせ試験します。

試験槽内寸法:幅2000× 奥行1000 × 高さ570
(床耐荷重スノコ使用:150kg)

  1. 塩水噴霧試験
    試験液:中性5%塩水
    噴霧量:1~2ML/80cm2/h
    試験温度:35~50℃
  2. 乾燥試験
    温度:(RT+10℃)~70℃
  3. 湿潤試験
    温度:(RT+10℃)~70℃ 湿度:60~95%RH
  4. 外気導入試験
    約外気温度

上記4つのサイクル試験が任意の順序で可能

  • 補足:キャス(CASS): Copper-Accelerated Acetic Acid Salt Sprayの略
  • 大型塩水複合サイクル試験寸法
    大型塩水複合サイクル試験寸法
  • 大型塩水複合サイクル試験機に試料を入れる様子
    大型塩水複合サイクル試験機に試料を入れる様子

見積り依頼方法

お見積りのご依頼は、品名情報、試験条件詳細を下記の見積り依頼書をダウンロードし、ご記入の上、にお送りください。

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【お問い合わせ先】

  • 信頼性技術事業統括部
    • 電話:03-5920-2354 ファックス:03-5920-2306
    • 信頼性技術事業統括部メールアドレスお問い合わせはこちらから

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