chemSHERPAとは:製品に含有される化学物質情報を川上企業から川下企業までサプライチェーン全体で適正に運用するため、経済産業省主導で2015年10月にリリースされたデータ作成支援ツール名称
chemSHERPAは「ケムシェルパ」と読みます。製品に含有される化学物質情報を川上企業から川下企業までサプライチェーン全体で適正に運用するため、経済産業省主導で2015年10月にリリースされたデータ作成支援ツールの名称です。適正な運用を目指すため随時バージョンアップされていますので、常に最新版をご確認ください。
最終製品は多数の部材・部品で構成されており、各部材・部品は規制対象化学物質を含有している可能性があります。それらをきちんと把握・管理し情報伝達できる書式としてchemSHERPA(ケムシェルパ)は活用されています。chemSHERPAでは以下9つの法規制・2つの業界基準の確認が可能です。
詳細はchemSHERPA(ケムシェルパ)ツール内のExplanation_of_chemSHERPA_Declarable_Substances資料を参照ください。
chemSHERPA(ケムシェルパ)ツールは以下URLよりダウンロード可能です。
データ作成支援 (ツール等 – chemSHERPA by JAMP(https://chemsherpa.net/tool)、
chemSHERPA(ケムシェルパ)の種類に記載したように2種類(成形品・化学品)/言語(日本語・英語・中国語)があります。該当するツールをダウンロードしてください。
またダウンロードの際には、使用規約の同意や会社情報(会社名・メールアドレス等)の入力が必要となります。
cS-AI/-CI(Ver_言語).zipがダウンロードされますので作業PCに解凍後、AIの場合はARTICLEフォルダのArticle.exe/CIの場合はCHEMICALフォルダのChemical.exeをダブルクリックし起動してください。
chemSHERPA「ケムシェルパ」には、主に川上企業で使用するchemSHERPA-CI(化学品データ作成支援ツール)と、主に川下企業で使用するchemSHERPA-AI(成形品データ作成支援ツール)があります。この2種類の使い分けは下表のとおりです。
川上企業である原材料メーカーでは化学品、混合物の成分情報をchemSHERPA-CIに記載して川中・川下企業に情報を伝達します。川中企業では原部品、サブアセンブリの製品情報をchemSHERPA-AIに成分情報を記載します。この時、サブアセンブリにて複数部品採用の場合は川上企業のchemSHERPA-CIや複数の原部品情報のchemSHERPA-AIを集計・複合化して一つのchemSHERPA-AIとして川下企業へ情報を伝達します。川下企業では完成品の成分情報をサプライチェーンにて伝達された情報を基に一つのchemSHERPA-AIにまとめることになります。この一連の作業をchemSHERPAの集計・複合化と称します。
自社製品のchemSHERPAデータをエンドユーザーより要求を受けた場合、各構成部品・部材のchemSHERPAデータを収集し、自社製品としてのchemSHERPAデータを作成する必要があります。
出典:アーティクルマネジメント推進協議会(JAMP)
しかし製造メーカー様では以下の理由によりchemSHERPAデータの入手や作成に非常に苦労されております。
当社では上記のような状況に対して、chemSHERPAデータ調査サービスや データ変換、複合化サービスをご用意しております。
またアーティクルマネジメント推進協議会(JAMP)のchemSHERPA支援サービス事業者一覧(https://chemsherpa.net/link)にも当社名の掲載がございます。